初めて中国へ出張に行く際に会社の中国人同期に教えてもらいました。
実際に使ってみると話さなくても意味は通じるため、
飲食店やホテルなどで楽にコミュニケーションをとることができます。
ちなみに帰国後、日本で使ってみても通じないので慣れると意外と便利だったことが分かります。
中国の文化を知る上でも楽しいと思いますので、使ってみてください。
この記事を読んでほしい方
・中国へ旅行or出張に行く方
・中国人とコミニュケーションをとりたい方
・手数字で数を伝えたい方
はじめに
日本でも手を使って1,2,3、4と数字を表しますが、
6以降は伸ばした指の本数と曲げた指の本数が同一のため、
どちらを示しているのか分からないですよね。
それが中国式の手数字であれば片手で簡単に表現することができます。
しかも簡単ですのですぐに覚えられます。
中国式手数字
早速ですが、1から10までの手数字の形を紹介します。
1の形
人差し指のみを伸ばした形です。
2の形
人差し指と中指を伸ばした形です。
ピースサインで有名ですね。
ちなみにギリシャではピースサインはNGです。
侮辱の意味を持つので要注意です。
3の形
人差し指と中指、薬指を伸ばした形です。
4の形
人差し指と中指、薬指、小指を伸ばした形です。
5の形
全ての指を伸ばした形です。
じゃんけんでいう「パー」ですね。
ちなみに中国でも「グー・チョキ・パー」のじゃんけんを使います。
—————————————————————-
ここまでは日本と同じでした。
これからが中国オリジナルの形になってきます。
6の形
親指と小指を伸ばした形です。
ひっくり返すと漢数字の六に見えることからきてきます。
同じ形だとハワイの「アロハポーズ」があります。
7の形
親指・人差し指・中指を合わせた形です。
8の形
親指と人差し指で“L”の字を作ります。
漢数字の八に見えることからきています。
ギリシャではピースサインNGなので、これが”2”の意味があります。
芸人 ダンディ坂野さんの持ちネタ「ゲッツ」とも一緒です
中国では88と表現していることになるのでしょうか(笑)
9の形
人差し指をカギ状に曲げた形です。
ローマ数字の”9”に似ているところからきています。
10の形
全ての指を折りたたんだ形です。
じゃんけんの「グー」です。
まとめ
以上をまとめるとこのようになります。
いかがでしょうか、すぐ覚えられるのではないでしょうか。
それでいて有用性もありますので、中国に行った際に使てみてください!
手話による表現
いちいち覚えなくても既存の手話でもいいのではと思われた方いると思います。
それは手話が世界共通だからと考えているからではないでしょうか。
私も思いました!ただ、、、
手話は世界共通ではないのです。
表現するためには、音声言語と同様その国固有の手話を覚える必要があります。
初対面の人に自己紹介で「手話の研究をしている」というと、「手話って世界共通?」と聞かれることがよくあります。手話は世界共通ではありません。~中略~
これは、「手話はジェスチャーであるため、誰もが見て分かるものだ」という誤解からきているのでしょう。ジェスチャーだって世界中地域によって異なるわけですが、手話は世界各地のろうの人達のコミュニティーの中で使用され培われてきた言語です。音声言語でも世界共通言語を作り、世界中の人がそれを用いることが困難なのと同様に、手話は世界共通ではありません。日本には日本手話という日本固有の言語が存在しますし、英語が用いられているイギリスとアメリカでも、アメリカではアメリカ手話、イギリスではイギリス手話という別の言語が用いられています。
関西学院大学 手話言語研究センター 手話って世界共通?
話は少し逸れますが、手話は全世界の人が覚えていればより良い世界になると感じています。
そのためにも世界共通の手話があればいいと思うのですが。。。
以上、「中国式手数字|中国で使いたい 簡単!片手で数字を伝える方法」でした。