【大学院入試対策】高専OBによる高専専攻科生のための勉強法

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この記事を読んでほしい方
・専攻科生で大学院を目指している方
・その他入試を控えている方
・大切な試験がある方
・勉強が続かない方

目次

大学院入試 経験談を基にした勉強法

毎年7月~8月は大学院入試があり、大学院進学を目指している専攻科5年生にとっては勝負の月!
今回は実体験をもとに効果的だった勉強法✐をお伝えしようと思います。

通常の4年生大学の大学院入試や高専生の編入にも使えることもあると思います。
ぜひ一読してみてください。

勉強の目的を明確にしよう

人は目的がないと行動が長続きしない。

例えば、ダイエットでもただ単に○○kg減らそうと取り組むよりも
異性にモテたいから、もっと具体的いうと○○さん(くん)に好かれたいから
という理由のほうが長続きしますし、能動的に行動ができるでしょう。

勉強もただ単にダラダラとしてやった気になるよりか、明確な目的を持ったほうが効果的です。

今回の題目に合わせると、
「○○大学大学院△△研究科に合格する」や「○○研究室で△△の研究をする」
といった具体的な目的を持つことで勉強の効率UP

私も自分の興味があった分野の研究をしている研究室で
研究をすることを目指して勉強をしていました
(無事第一志望の大学院に合格しました!)

明確な目的があると些細な誘惑があったとしても自分自身を律することが可能

継続的な学習をする上で「目的」を持つということは大切なことですので、
ぜひ皆さんにも自信の将来を見据えた目的を持っていただきたいです。

科目別勉強法

では早速、私が体験して効果的であった勉強法を紹介したいと思います。
私が受けた大学院もそうですが一般的に数学、英語、専門科目を入試科目にしている大学が多そうですので、
まずは種類別に解説していきたいと思います。

全般

下記3科目全てにおいて言えることですが、「過去問」は絶対にやりましょう

その大学の傾向と対策を知るうえで避けては通れない道です。
過去問はあるだけ実施するのがおすすめです。5年なら5年分、10年なら10年分やろう。

過去問は大学HPに載っていると思います。
高専によっては、学校や研究室で管理しているところもあるかも。
まずは集めてみて、実際に解いてみて!
何を勉強すべきか、どこが弱点かが見えてくると思います。

数学

私個人の考えとしては数学は基礎があれば応用が利く試験と考えています。

それ故に何よりも土台(基礎力)が大事!

私は一冊の参考本と過去問を繰り返しやり込みました。
高専生の大学編入向けの教材なのですが、侮るなかれ!

大学院入試にも効果のある一冊になっています。

高専5年間(大学2年間分)の範囲が大学4年間で学習する範囲とオーバーラップしていますもんね。

この一冊でほぼすべての分野を網羅しておりますのでこの本で基礎固めを行い、過去問で傾向と対策を掴んでいきました。

もし不安な方はこの教材を教科書代わりにして、別に問題集に取り組んでもよいと思います。

編入数学徹底研究: 頻出問題と過去問題の演習

第1章 微分法
第2章 不定積分
第3章 定積分
第4章 定積分の応用
第5章 級数
第6章 偏微分
第7章 重積分
第8章 微分方程式
第9章 行列
第10章 行列式
第11章 ベクトル空間と線形写像
第12章 固有値とその応用
第13章 内積
第14章 確率
第15章 複素解析
第16章 フーリエ解析
第17章 ラプラス変換
第18章 ベクトル解析

余談:この本の著者である桜井さんの講義を受けたことがありますが、
   問題を解き方を教えてくれるだけではなく、その背景となる数学の歴史も交えて説明してくれて
   数学という分野を楽しく勉強できました。

英語

英語に関しては、外部英語テスト(TOEICやTOEFL)を英語科目の評価方法として代替している学校が多いように思います。

もし受けたい大学院が外部英語テストのスコアを採用していれば、是非利用してほしい制度だと思います。

私もTOEICスコアを提出することで英語科目はスキップしました。
メリットとしては下記が挙げられます。

  1. 何度でもやり直せる!
  2. 試験科目を減らすことができる
  3. 試験構成が変わらない
  4. 学習教材が世の中に溢れている

1.何度でもやり直せる

外部英語テストは年間で何度も実施してます。

本番限りの試験とは違い、何度でもやり直せるのが最大のメリット

例えばTOEICだと主要都市では月1回実施されており、
1年間で最大12回チャンスがあることになります。

また大学院入試の際のスコア有効期限は大体2年以内のようですので、
さらに得点UPのチャンスが広がっていることになります。

私は合計3回受けました。1回目が試験1年前、2回目が試験8か月前、3回目が試験6か月前です。

TOEIC・TOEFLの試験日程に関しては下記公式サイトを参考ください。

TOEIC: https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide01/schedule.html

TOEFL: https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/centers_dates.html

2.試験科目を減らすことができる

これも大きなメリットだと思います。

試験当日はかなり緊張もします。大きな集中力も必要とします。

その中で試験科目を1つ減らせるというのは、英語科目を受ける人より1つアドバンテージを得ることになります。

また勉強時間においても他の科目に集中できるため、他科目の得点を伸ばすうえでも良い相乗効果が生まれると思います。

私は試験前の6か月前には自分が想定していた点数に達したので、
それ以降は数学と専門科目に特化して勉強をすることができました。
そのおかげで受かることができたと思っています。

大体6か月前~3か月前にはTOEICの目標スコアを取り終えておくことをお勧めします。

3.試験構成が変わらない

TOEIC/TOEFLとも試験構成が変わりません。

特にTOEICはリスニングとリーディングで合計7つのパートに分かれており、
各パートの問題数やマーキング回答、選択肢数などが変わりません

次にどのような問題が出てくるのかを予測できるということは、
対策を立てることができ、とても優位ですよね。

過去問をやっていると、通常の試験では何年かに一度、
傾向が全く異なる問題が出てくることがあったかと思います。

予想していた問題と異なる。そんなことがあると慌ててしまい、ミスをすることもあるかもしれません。

どのような問題が来るのか予測することで心に余裕を持ち、しっかりと実力を発揮させましょう。

4.学習教材が世の中に溢れている

得点UPするためには、優秀な学習教材が必要不可欠です。

大学独自の試験より万人が受けている試験のほうがその対策や学習ツールが洗練されているのは必然です。

更に幸運なことに現在はSNSやアプリがかなり普及しており、身近なところに学習ツールが溢れています。

勉強のしやすさは成績UPに直結しますので、より得点の取りやすい方法で大学院入試に臨むのが吉

私が実際に利用したツールを紹介しますので、自分に合った方法を試してみてください。

アプリを紹介しましたが、やはり最強の学習法は公式問題集だと思います。

繰り返し実施してスコアUPを目指しましょう。

おすすめ教材本に関しては別記事でも書いていきたいと思います。

また私が受験した時代にはなかったのですが、YOUTUBEコンテンツを用いた勉強法も良いと思います。

TOEICと打つだけで様々なコンテンツが出てくるため、自分に合ったものを見てみましょう。

専門科目

最後に専門科目ですが、私はここに一番力を入れました。
理由としては2つ

  1. 希望研究科の対象科目が高専学科とは別であったこと
  2. 他と差をつけるにはこの科目が重要と判断したため

1つ目は完全に個人的な理由ですが、

私が希望していた研究科がこれまで高専で勉強していた学科とは別の分野でした(ハード→ソフト)

それゆえにほとんど一から勉強しなくてはならず、勉強時間もほぼこの専門科目に充てておりました。

2つ目は無事に入学した後のことを考えていました。

大学院修士課程は専攻科と同じく2年しかありません。

その期間で成果を上げるためには最初からその分野に精通しておく必要があります。

入学してからその分野のことを勉強するのでは遅いと考えました。

それならば受験と入学後の勉強を一緒に実施してしまえばよいと思ったのです。

大学院入学後合計3回 研究発表会を実施するのですが、
私はそこで2度優秀賞をいただきました。

教授や周りのご協力あってこそですが、
入試で基礎学力をつけていたおかげでスタートダッシュが切れたのも一因と思っています。

こういった背景もあり、専門科目に力を入れておくことは将来にも繋がると思います。

この専門科目は範囲が広く、対策が打ちづらい傾向にあると思います。

したがって、まずは「過去問」で傾向をつかみ自分の弱点を知ることが大事だと思います。

その後、分からなかった部分とその関連項目に関して調べ、勉強を繰り返していきました。

フローチャートで示すとこんな感じです。

また先輩・友人におすすめの参考本を聞いてみるのも1つです。
聞かぬは一生の恥、百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず

分からないことはどんどん周りに聞いて、実際に触れて自分に合ったものを選択しましょう。

一応参考までに私が利用したサイエンス社の参考書シリーズを紹介します。

たくさんの良問が載っていますので、初心者でも理解しやすかったです。

またわざわざ購入しなくても学校の図書館にあるような有名な参考書ですので、

自分に合うか一度手に取って試してみてください。

効果的な勉強時間

受験は時間との闘いです。

同じ10時間を勉強するなら効果的な方法をとりたいですよね。

時間の使い方を工夫することで合格する可能性を少しでも上げましょう!

  1. 朝時間を大事にする
  2. 試験時間と同じ時間集中する
  3. 本番と同じ環境で勉強する

1.朝時間を大事にする

朝は一日の中で一番頭がスッキリしているため、勉強には最適です。

また試験は朝から実施することが多いですので、
同じ時間で最高のパフォーマンスを発揮できるように
日頃から早起きの習慣をつけることが得策かと思います。

私も最初は夜型の人間で午前2時まで勉強して朝遅く起きる生活習慣でした。。。

しかし、一念発起して朝6時に起きて夜12時には寝る生活をしてみると、
勉強の進むスピードが目に見えて上がりました。

この朝型化は万人に推奨する方法ですので、是非取り入れて見て欲しいです。

2.試験時間と同じ時間集中する

「今日は勉強を12時間やった」という方がいると思いますが、本当に集中してできていますか。

もちろん、その人が本当に集中して実施できていれば何の問題もないですし、素晴らしいことだと思います。

しかし、途中で気が抜けてダラダラとやっているのであれば、それはとてももったいないと思います。

そこでおすすめなのが、試験時間と同じ時間で1サイクルを区切るというやり方です。

例えば、試験時間が1科目90分だとすると、日頃の勉強を90分1サイクルで回していきます。
自然に集中力は90分単位で切り替わり、本番で集中力が最後まで続くと思います。

ON/OFFを切り分けて効率的に勉強をしましょう。

3.本番と同じ環境で勉強する

本番はやはり緊張します。実力を十分に発揮できないかもしれません。

そんな時に馴染みのある環境であれば、自然とリラックスして実力を発揮できるかもしれません。
そのためには普段から本番と同じような環境で勉強することが重要です。

例えば、周りの人が気になるのであればカフェで勉強したり、
場所が気になるのであれば学校の教室で勉強したりなど、
本番で同じように力を出せるように工夫をしていきましょう。

ちなみに私は周りに人がいても集中できるようにファミレスで勉強していました。
(あの時は本当にお世話になりました!)

最後に

皆さんのこれまでの苦労が実りますように陰ながら応援しております。

1つでも参考になれば嬉しいです。

入試はとても苦しくて大変かと思いますが、頑張ってください。


以上、「【大学院入試対策】高専OBによる高専専攻科生のための勉強法」でした。

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この記事を書いた人

性別:男性
年齢:30代
血液型:A型
お住まいの地域:神奈川県
座右の銘:為せば成る
マイブーム:読書
最近Amazon Unlimited に登録して読み漁っています。

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